第1章. 「地方自治の本旨」をめぐる憲法解釈 / 小林武
第2章. 地方政府の憲法理論 / 鴨野幸雄
第3章. 地方自治の憲法理論史 / 杉原泰雄
第4章. 自治体の立法権をめぐる「国家の型」の理論 : 立法権の「分有」と条例制定権についての素描 / 只野雅人
第5章. 社会主義と地方自治 / 竹森正孝
第6章. 「対話型立法権分有」の事務配分論と「分権型法治主義」 / 大津浩
第7章. ホームルール理念の「汎用性」 / 野口貴公美
第8章. グローバル化に伴う地方自治権の国際的拡大 / 北原仁
第9章. ドイツ環境法分野における「連邦と州」の立法権限問題 : ドイツ連邦制のヨーロッパ化(EU対応) の視点から / 清野幾久子
第10章. 国際安全保障における自治体平和政策の意義の再検討 / 澤野義一
第11章. 二元代表制の再検討と地方議会の活性化 / 駒林良則
第12章. 国際社会のボーダーレス化と地方参政権論の変容 / 稲正樹
第13章. 地方民主主義活性化のための住民投票の位置づけの再検討 / 井口秀作
第14章. グローバル化の中での基礎的自治体のあり方 : 地縁団体の憲法上の位置づけと関わらせて / 多田一路.