21世紀の民法 : 幾つかの素材に関する随想風の序說として
錯誤規定のあり方 : より柔軟な規定を求めて
錯誤,不実表示,情報提供義務 : 民法と消費者契約法の関係をどうとらえるか
「代理・授権」規定案の検討 : 代理の法的構成論からみて
消滅時効 : 世界における単純化と短期化の流れの中で
第三者保護制度の改正について考える : 不動産取引における第三者保護法理はどうあるべきか
物権変動規定の改正の必要性と方向性 : 基本原理に立ち返った基本原則の再検討の試み
物上代位 : 民法304条1項ただし書を中心として
動産譲渡担保 : 判例法理の到達点と限界
企業担保法の改正 : 企業の資金調達手段として使えるものにするために
契約責任(債務不履行)法の再構築 : 伝統的理論の修正と新理論の評価
債権者代位権および詐害行為取消権 : 許害行為取消権の民事罰的機能を破棄すべきか
保証制度の改正 : 分別の利益を中心とした債権者・保証人双方の利益衡量
債権譲渡 : コスト・利便性を重視した対抗要件制度を
弁済の提供 : 債務不履行責任の免責および追及要件
債権の準占有者に対する弁済 : 民法478条適用事案の類型化と要件の再考
契約上の地位の移転 : 立法化をめぐる諸問題の検討
契約交涉破棄の責任 : その関連条文の明確化の必要性
信認関係と忠実義務 : 信認型契約の創設を構想する立場からの提言
事情変更の原則規定案における問題点 : 効果論を中心にして
契約解除と危険負担 : 解除の要件論を中心に
代償請求権 : 債務不履行体系の変容と代償利益の引渡し
瑕疵担保責任 : 担保責任と債務不履行責任の接合
請負契約 : 役務提供契約の一類型としての請負契約
和解の拘束力(不可争効) : 和解の本質に適合する判例法の展開を無視してよいか
不当利得法 : 不当利得法に新たな規定を与えるとすれば,何を考慮すべきか
遺言執行者の法的地位 : 遺言者の意思の実現者としての再構成.